歯並びの種類と治療例

叢生(乱ぐい・八重歯)

あごの大きさと歯の大きさのバランスが崩れて、歯並びがガタガタになった状態です。一般に、犬歯が大きく外に出たものを「八重歯」、また全体に歯並びがデコボコになっているものを「叢生・乱ぐい」などと呼びます。

叢生

歯の重なりの程度が強い場合には、永久歯の抜歯(便宜抜歯)が必要になります。抜歯というデメリットもありますが、期間の短縮と負担の軽減というメリットがあり、治療結果も良くなります。

主訴
歯のでこぼこを治したい
診断名あるいは主な症状
叢生
年齢
27歳
治療に用いた主な装置
ブラケット装置
抜歯部位
上下左右第一小臼歯
治療期間
動的治療:2年1ヵ月+保定期間:2年6ヵ月
治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:825,000円
初診相談:2,200円(メールでお申込みいただいた方、ご紹介の方は無料)
精密検査(コンサルテーション含):30,800円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね17回〜26回)、
保定 1回 3,300円(概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
治療費総額の目安:977,900〜1,027,400円
(金額は全て税込)
副作用・リスク
・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。当院では歯磨き指導や歯のクリーニング、だ液検査などを実施し、リスクの軽減に努めています。
・治療後わずかに歯根の吸収が起こる場合があります。
・装置調整後に痛みを感じる場合があります。
・矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・協力性が低い場合は治療が難しくなります。
叢生(非抜歯)

歯列の側方拡大・後方拡大により隙間を確保し、歯を抜かない治療が可能な症例もあります。

主訴
歯のでこぼこを治したい
診断名あるいは主な症状
叢生
年齢
21歳
治療に用いた主な装置
ブラケット装置・拡大装置
抜歯部位
非抜歯
治療期間
動的治療:1年10ヵ月+保定期間:2年6ヵ月
治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:825,000円
初診相談:2,200円(メールでお申込みいただいた方、ご紹介の方は無料)
精密検査(コンサルテーション含):30,800円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね17回〜26回)、
保定 1回 3,300円(概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
治療費総額の目安:977,900〜1,027,400円
(金額は全て税込)
副作用・リスク
・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。当院では歯磨き指導や歯のクリーニング、だ液検査などを実施し、リスクの軽減に努めています。
・治療後わずかに歯根の吸収が起こる場合があります。
・装置調整後に痛みを感じる場合があります。
・矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・協力性が低い場合は治療が難しくなります。

成長期の子供の矯正治療では、早期治療により隙間を確保し、歯を抜かない治療が可能な場合があります。隙間が足りなさそうだと感じたら早目にご相談ください。

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出っ歯(上顎前突)・上下顎前突(口元が大きく突出している状態)

上顎前突

上の歯並びが、下の歯並びよりも大きく前に出ている状態です。同時に口元の突出を伴うことも多く、矯正治療によってお顔のバランスを整えることができます。

主訴
口元が突出している状態を治したい
診断名あるいは主な症状
上下顎前突
年齢
34歳
治療に用いた主な装置
ブラケット装置
抜歯部位
上下左右第一小臼歯
治療期間
動的治療:2年6ヵ月+保定期間:2年6ヵ月
治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:825,000円
初診相談:2,200円(メールでお申込みいただいた方、ご紹介の方は無料)
精密検査(コンサルテーション含):30,800円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね17回〜26回)、
保定 1回 3,300円(概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
治療費総額の目安:977,900〜1,027,400円
(金額は全て税込)
副作用・リスク
・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。当院では歯磨き指導や歯のクリーニング、だ液検査などを実施し、リスクの軽減に努めています。
・治療後わずかに歯根の吸収が起こる場合があります。
・装置調整後に痛みを感じる場合があります。
・矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・協力性が低い場合は治療が難しくなります。
上顎前突(治療例)

前突している歯を後退させると、歯並びは前後的に小さくなります。そのため、成人の治療では、歯を抜く治療が必要となる場合があります。

主訴
出ている前歯を治したい
診断名あるいは主な症状
上顎前突
年齢
19歳
治療に用いた主な装置
ブラケット装置
抜歯部位
上下左右第一小臼歯
治療期間
動的治療:2年2ヵ月+保定期間:2年6ヵ月
治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:825,000円
初診相談:2,200円(メールでお申込みいただいた方、ご紹介の方は無料)
精密検査(コンサルテーション含):30,800円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね17回〜26回)、
保定 1回 3,300円(概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
治療費総額の目安:977,900〜1,027,400円
(金額は全て税込)
副作用・リスク
・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。当院では歯磨き指導や歯のクリーニング、だ液検査などを実施し、リスクの軽減に努めています。
・治療後わずかに歯根の吸収が起こる場合があります。
・装置調整後に痛みを感じる場合があります。
・矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・協力性が低い場合は治療が難しくなります。

成長期の治療では顎の成長を調節することで出っ歯を改善することも可能です。その場合には非抜歯の治療も可能となりますので早めにご相談ください。

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受け口(反対咬合)

受け口の原因は、歯の傾斜によるものと骨格的なバランスによるものに大きく分けられます。成長期に受け口をそのままにしておくと、骨格性の反対咬合になってしまう場合もあります。混合歯列期の治療は、歯の傾斜を変えるだけで簡単に治療できる場合が多く、早めにご相談されることをお勧めします。

子供の反対咬合

前歯が生え変わったのち、受け口で心配されているお母様もいらっしゃると思います。この時期であれば、部分矯正で簡単に治療できる場合もあります。

主訴
受け口を治したい
診断名あるいは主な症状
反対咬合
年齢
8歳
治療に用いた主な装置
ブラケット装置
抜歯部位
非抜歯
治療期間
動的治療:1年+保定期間:2年6ヵ月
治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:330,000円
初診相談:2,200円(メールでお申込みいただいた方、ご紹介の方は無料)
精密検査(コンサルテーション含):30,800円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね8回〜26回)、
保定 1回 3,300円(概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
治療費総額の目安:433,400〜532,400円
(金額は全て税込)
副作用・リスク
・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。当院では歯磨き指導や歯のクリーニング、だ液検査などを実施し、リスクの軽減に努めています。
・治療後わずかに歯根の吸収が起こる場合があります。
・装置調整後に痛みを感じる場合があります。
・矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・協力性が低い場合は治療が難しくなります。
大人の反対咬合

大人になってからでも、骨格の問題がなければ十分治療が可能です。

主訴
受け口を治したい
診断名あるいは主な症状
反対咬合
年齢
31歳
治療に用いた主な装置
ブラケット装置
抜歯部位
上下左右第一小臼歯
治療期間
動的治療:1年11ヵ月+保定期間:2年6ヵ月
治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:825,000円
初診相談:2,200円(メールでお申込みいただいた方、ご紹介の方は無料)
精密検査(コンサルテーション含):30,800円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね17回〜26回)、
保定 1回 3,300円(概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
治療費総額の目安:977,900〜1,027,400円
(金額は全て税込)
副作用・リスク
・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。当院では歯磨き指導や歯のクリーニング、だ液検査などを実施し、リスクの軽減に努めています。
・治療後わずかに歯根の吸収が起こる場合があります。
・装置調整後に痛みを感じる場合があります。
・矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・協力性が低い場合は治療が難しくなります。

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開咬

上下の歯がかみあっていない状態を開咬といいます。永久歯の並びになってからでも治療は可能ですが、骨格の成長に悪い影響を及ぼすこともありますので、早めにご相談ください。

開咬

若年期の指しゃぶりや舌の癖によるものは、原因を取り除くだけで改善できる場合もあります。

主訴
前歯でものが咬めない
診断名あるいは主な症状
前歯部開咬
年齢
16歳
治療に用いた主な装置
ブラケット装置
抜歯部位
非抜歯
治療期間
動的治療:1年6ヵ月+保定期間:3年6ヵ月
治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:660,000円
初診相談:2,200円(メールでお申込みいただいた方、ご紹介の方は無料)
精密検査(コンサルテーション含):30,800円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね17回〜26回)、
保定 1回 3,300円(概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
治療費総額の目安:812,900〜862,400円
(金額は全て税込)
副作用・リスク
・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。当院では歯磨き指導や歯のクリーニング、だ液検査などを実施し、リスクの軽減に努めています。
・治療後わずかに歯根の吸収が起こる場合があります。
・装置調整後に痛みを感じる場合があります。
・矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・協力性が低い場合は治療が難しくなります。
・習癖の影響により咬合が安定しない場合があります。

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手術を併用する顎変形症の矯正治療

骨格の大きさや歪みに大きな問題をかかえた症例では、歯の移動だけでは良い結果が得られないために、あごの外科手術を併用した外科矯正治療が必要となることがあります。顎変形症の治療は、外科手術によって、下顎の大きさや角度を調整することができ、歯並びやかみ合わせはもちろん、お顔のバランスが大きく変化し、満足いく治療結果が得られます。外科手術を併用した場合と、矯正治療だけで行う場合の違いをよくご理解していただ上で、ご検討いただくようにしています。

外科手術は大学病院で行い、入院は1〜2週間必要です。手術前と後の矯正治療は、当院で行います。手術は一般的なもので危険なものではありませんが、手術の担当医師と十分なカウンセリングの後、判断していただきます。

顎変形症
主訴
顎の変形と噛み合わせが悪い
診断名あるいは主な症状
顎変形症
年齢
24歳
治療に用いた主な装置
ブラケット装置
抜歯部位
非抜歯(親知らずの抜歯〉
治療期間
動的治療:2年4ヵ月+保定期間:2年6か月
治療費の総額(目安)
保険診療が適用になります。
副作用・リスク
・外科手術のため入院が必要です。術後腫れや痛みを伴いますが、徐々に緩和します。
・知覚異常・後もどり等の副作用が考えられます。
・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。当院では歯磨き指導や歯のクリーニング、だ液検査などを実施し、リスクの軽減に努めています。
・治療後わずかに歯根の吸収が起こる場合があります。
・装置調整後に痛みを感じる場合があります。
・矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・協力性が低い場合は治療が難しくなります。

顎変形症と診断された方の外科手術を伴う矯正治療は、健康保険が適用となります。

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唇顎口蓋裂、Down症候群などの先天性疾患に伴う不正咬合

口唇裂や口蓋裂などの先天異常は不正咬合を伴うことが多く、矯正治療が必要となります。厚生労働大臣が定める先天性疾患は、健康保険が適用されます。

厚生労働大臣が定める先天性の特定疾患

唇顎口蓋裂、鰓弓異常症を含むゴールデンハー症候群、鎖骨・頭蓋異形成症、クルーゾン症候群、トリーチャーコリンズ症候群、ピエールロバン症候群、Down症候群、ラッセルシルバー症候群、ターナー症候群、ベックウィズ・ウィードマン症候群、尖頭合指症、 ロンベルグ症候群、先天性ミオパチー、顔面半側肥大症、エリス・ヴァン・クレベルト症候群、軟骨形成不全症、外胚葉異形成症、神経線維腫症、基底細胞母斑症候群、ヌーナン症候群、マルファン症候群、プラダーウィリー症候群、顔面裂、筋ジストロフィー、大理石病、色素失調症、口−顔−指症候群、メービウス症候群、カブキ症候群、クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群、ウィリアムズ症候群、ビンダー症候群、スティックラー症候群

(平成22年4月現在)

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矯正治療の目安

矯正治療費・矯正期間は症例や治療方法により大きく異なりますので、コンサルテーション時に詳しくご説明いたします。 下記はあくまで一般的な目安として参考にしてください。

第T期治療のみ

治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:275,000〜440,000円
初診相談:2,200円(メールでお申込みいただいた方、ご紹介の方は無料)
精密検査(コンサルテーション含):30,800円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね8回〜26回)、
保定 1回 3,300円(概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
第T期治療の総額の目安:378,400〜642,400円
(金額は全て税込)
治療期間(通院頻度)
動的治療 1〜2年程度(4〜6週間に1回)
保定期間 2年程度(3ヵ月に1回)

第U期治療(第T期治療から移行した場合)

治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:110,000〜792,000円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね17回〜26回)、
保定 1回 3,300円(概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
第U期治療(第T期治療から移行した場合)の総額の目安:229,900〜961,400円
(金額は全て税込)
治療期間(通院頻度) 動的治療
動的治療 2年程度(4〜6週間に1回)
保定期間 2年程度(3ヵ月に1回)

第U期治療のみ

治療費の総額(目安) ※自費診療
基本矯正料金:550,000〜825,000円
初診相談:2,200円(メールでお申込みいただいた方、ご紹介の方は無料)
精密検査(コンサルテーション含):30,800円
通院毎の管理料:動的治療 1回 5,500円(概ね8回〜26回)、
保定 1回 3,300円 (概ね8回)
※経過観察が必要な場合:1回 1,100〜3,300円
U期治療の総額の目安:702,900〜1,027,400円
(金額は全て税込)
治療期間(通院頻度)
動的治療 2年程度(4〜6週間に1回)
保定期間 2年程度(3ヵ月に1回)

副作用・リスク

・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。当院では歯磨き指導や歯のクリーニング、だ液検査などを実施し、リスクの軽減に努めています。
・治療後わずかに歯根の吸収が起こる場合があります。
・装置調整後に痛みを感じる場合があります。
・矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用についてさらに詳しくはこちら

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