不正咬合の原因

不正咬合の原因

不正咬合の原因

不正咬合の原因は大きく2つに分けられます。

一つは遺伝による先天的な要因で、歯の数や大きさも、顎の大きさや形も、鼻の高さや顔の輪郭など親の影響を受けます。予防は難しく、必要があれば矯正治療を受けなければなりません。

もう一つは後天的な要因で、これは生まれた後の環境によって作られるものです。正しい知識を持つことで、不正咬合を予防することができます。

歯は、唇や舌からいつも圧力を受けているため、指しゃぶりや舌癖などの悪習癖は歯並びに大きな影響を及ぼします。悪習癖が長期間続くと、骨格的に影響がでてしまうこともあります。

舌をよく動かして顎を大きくしましょう

食事の時には、噛む回数を増やして舌をどんどん動かしましょう。お水やお茶と一緒に飲み込むのではなく、舌の力でしっかりと飲み込みましょう。舌を動かして内側から顎を大きくすることを意識します。

舌の裏の水かきのようなひだを舌小帯といいます。これが短く強く張っていると、舌がうまく動きません。ミルクを吸えずに体重が思うように増えないばかりか、舌が上顎に届かず顎の発育低下を招き、ガタガタの歯並びや反対咬合の原因にもなります。

舌をよく動かして顎を大きくする。

必要があれば、この強く張った舌小帯を切って伸ばします。舌の動きが良くなり、あごの発達を促します。

指しゃぶりはしていませんか?

生後まもない時期は生理的な状態であると言われていますが、日常的に歯を押すために開咬となったり、頬で強く吸うため歯列が狭くなり前歯が突出するため、出っ歯になってしまうこともあります。

指しゃぶりは、2、3才にはやめるようにしましょう。

指しゃぶりによる出っ歯

舌の癖はありませんか?

小さいお子様では、舌突出癖による開咬や、低位舌による受け口が見られます。

常に舌の力で前歯を押していることが原因であり、周辺の筋肉のバランスにも影響を及ぼしあごの発育に大きな影響を与えます。

舌突出癖

口腔筋機能療法(MFT)

口腔筋機能療法(MFT)は、舌癖やお口の周りの筋肉の訓練を行います。筋肉のバランスが改善されれば、装置を使わなくても自然に歯並びがよくなることがあります。

不正咬合の予防、矯正治療後の歯並びを維持するために、4〜6週に一度のペースで、個室でレッスンを行います。

口腔筋機能療法(MFT)

プログラムに添って、ストローやひも付きのボタン、アイスの棒などを使い、くちびるや舌の筋肉のトレーニングを行います。舌に力を入れたり、舌尖の位置を意識し、飲み込みの時の正しい舌の使い方や位置を練習します。さほど難しくはありませんが、ふだん無意識にやっている癖を治すには、多少の根気が必要です。

口呼吸をしていませんか?

口呼吸

歯は、外側から唇・頬、内側から舌の圧力を受けています。

口呼吸でいつも唇が開いていると、常に舌が前歯に接し唇の圧力もかからないため、前歯の突出を招きます。上下の顎の発達にも大きく影響するため、成長期を過ぎると治療が難しくなってしまう場合もあります。

口元の突出が強いと、自然に唇を閉じることができません。寝ている時や集中している時など、口が半開きで口呼吸になり、悪循環となってしまいます。口呼吸は、だ液の殺菌作用が得られないため、虫歯や歯肉炎、口臭の原因にもなります。気がつかれたら、早めにご相談ください。

乳歯を虫歯にしないように気をつけましょう

乳歯の虫歯や、生え換わりの前に早く抜いた乳歯のスペースを放置してはいけません。永久歯は自然に奥から前の方に移動するため、知らず知らずのうちに永久歯のスペースが不足してしまうことがあります。

必要があれば、保隙装置を使ってスペースを維持しておく必要があります。歯ブラシの習慣をつけ、虫歯にならないように気をつけてあげることが大切です。定期健診を心がけましょう。

噛み癖や、頬杖の癖はありませんか

噛み癖、頬杖の癖

虫歯が痛い・生え変わりの歯が痛むなどの原因で、左右どちらか片側だけ使って食べ物を噛む癖が残ってしまい、片側噛になってしまうことがあります。

片側咬みをずっと続けていると、噛んでいない方の発育が阻害され、歯列の歪みや、顔の歪みへと発展していく場合があります。上下の前歯の真中が合っていない時は、片側咬みに気をつけましょう。お顔の歪みは放置すると大きな問題へと発展する場合があり、早めに専門医に相談してください。

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